龍雅の悟りの方程式

不思議な気付きにヒントを得て作った、毎日気持ち良く暮らせる「龍雅の悟りのプログラム」を解説します

気付き・エピソ-ド7-熱い香港人から学んだ仕事の作法

香港にいたときに熱い香港人から学んだ仕事の進め方について書いています。

 

こんにちは、龍雅です。

 

皆さんどの様な仕事の進め方をしていますか。

 

なるべく自分のペースでこつこつ進めるマイペ-ス型でしょうか。周りとの連携を気にしながらチームで仕事を進める調和型でしょうか。

 

新たな視点で切り込む「切り込み隊長的な」方も、上司の指示を気にしながらびくびく毎日を過ごしている方も、いらっしゃるかも知れません。

 

会社勤めの場合は周りとの調和が必要ですが、昔と違ってコンプライアンスガチガチな社会環境は働く人にとってストレスが多く大変になっているなと思います。

 

自分は香港で仕事をしていた時に香港人から仕事の作法を学びました。

当時は自由な雰囲気に満ちていて、実務をしない本社ですからコンプライアンスは曖昧でよりスピ-ド重視の社風でした。

 

1990年代はまだイギリス統治の時代でした。

中国に返還される前後に香港で働いていました。

 

香港は高度成長の時代でビジネスが急成長していた背景がありました。

 

外国グル-プ企業の本社組織で働いていたのですが、同僚の仕事のスピ-ドにはカルチャーショックを受けました。

 

打合せで情報を依頼すると「席に戻る」頃には答えがメールで返って来ていました。

依頼したものに直ぐに答えが来るので、自然と「周りとの調和も取れて」仕事が驚くべきスピードで進みます。

 

ひょっとしたら「自分のいた新興チ-ム」へのライバル心があったかもしれません。スピ-ドに必死さが伝わってきました。

新規に出来た「アメリカ人率いる部署」対「現地香港人の部署」の緊張も背景にありました。

 

その熱い香港人から学んだ仕事の作法は以下の物でした。

 

・言われたことはすぐやる

・仕事を全て引き受けて断らない

・仕事の完成目標を8割として、3割完成したら上司に報告

 

①言われたことはすぐやる

言われたことは出来ることならば10分以内に回答するようにしました。それが出来なければ何時頃出来るかを相手に伝え、スケジュ-ルに入れるようにしました。

 

②仕事を全て引き受けて断らない

仕事を断ると「能力がない」と判断されますので、不可能な内容でなければ引き受けます。

 

ただし「前に頼んだこと」を忘れて「ドンドン仕事を貰う」と死んでしまいますので、時々仕事のリストを見せて優先順位を打ち合わせるようにしました。

その結果忙しい時にはすぐやる仕事が20以上並んでいました。

 

沢山仕事を持っていることをキチンとアピ-ルし、どれから片づけて欲しいかの確認のため「優先順位の打合せ」は定期的に行いました。

 

不要になった仕事をもくもくとしていることほど悲惨なことはありませんよね。(^-^;

 

③仕事の完成目標を8割として、3割完成したら上司に報告

香港のようなスピ-ドが速い環境で働いていると、どんどん仕事の優先順位が変わり、仕事の方向も変わっていきます。

 

そのため時々仕事の方向を確認しないと危なくてやっていられません。指示も曖昧でしたから、3割出来たら上司に確認して無駄な努力はしないようにしていました。

 

確認すると、方針が上層部で変わり仕事が不要になっていたり、仕事の方向が大きく変わっていたりすることがしょっちゅうありました。

 

退社時間5時を過ぎると見る見るうちに香港人は帰ってしまいます。「残業している人は能力がない人」と無言の圧力がありました。

 

仕事は大変でしたが、あの自由で熱い時代の香港人と一緒に仕事が出来た経験は貴重なものになりました。

 

おまけに住まわせて頂いた費用会社持ち億ションも豪華だったのでとっても充実した良い時代でした。

 

もちろん同僚には机に資料を山のように積んで仕事がある様に見せ掛けて、上司が居なくなると直ぐに帰ってしまう「つわもの」の同僚もいました。(^-^;

 

中国になってしまった今の香港は激変してしまいましたので、懐かしい思い出です。

 

もし独自の仕事の進め方をお持ちの方は教えて頂けると幸いです。


                                   龍雅