理論的まとめ7―帝王学五術との出会い
占いとスピリチュアルトレーニングを始めたきっかけになった「帝王学-五術」との出会いについて書いています。
こんにちは、龍雅です。
皆さん、人生を左右することは色々あると思いますが、人との出会い以外に本との出会いは人生にとって重要な要素だなと感じます。
人生を振り返って、自分にとってライフワークになっているスピリチュアルトレーニングや占いの原点を思い返すと、この本に行きつきます。
高校生の時に自宅までの通学路に綺麗な由緒ある公園があり、いつもその公園を散策しながら帰宅するのが日課でした。
その公園の中に立派な図書館もあり、自然な流れで本を読むようになりました。
色々なジャンルを暫く乱読していたのですが、偶然に見つけた本にそれはありました。
著名は確か「五術入門」で台湾に伝わる帝王学の一派透派の継承者佐藤六龍先生が書かれたものでした。
大まかにいうと
中国には幾つかの皇帝を支える知的集団があり、その流派は色々あるが「五術」と言う術からなる「帝王学」が基盤となっている。
「五術」は「命(めい)*1」「卜(ぼく)*2」「相(そう)*3」「医(い)*4」「山(さん)*5」の五つの学術から成り立っている。
「命(めい)」「卜(ぼく)」「相(そう)」は占いの学術である。
「医(い)」は医術。
「山(さん)」は気功のような健康法や体術。
と書いてあったと思います。
興味を引いたのは「命(めい)」で、人は幾つかの運命タイプに分けられ、皇帝たるものは臣下の異能を使い分けなければ務まらないといった内容だったと記憶しています。
人と人とは相性の良い関係(「相生」そうしょう)と相性の悪い(「相剋」そうこく)があり、それだけではなく10の能力に分けらます。
皇帝は意識してその臣下のタイプを使い分けるんだと感動したことを覚えています。
皇帝ではあっても運命タイプは存在するので、相性の良い者を使うのは自然ですが、敢えて悪いタイプを異能を理解した上で使いこなす。
国家運営するにはここまでドライな理解に立ってしないと駄目なんだなとも思いました。
この部分は経営者として必要な素養だと思っています。
日本的な派閥を作るのではなく有能な才能を見出し、会社経営の視点に立って役立つものはどんなに苦手なキャラでも枠を超えて活躍して貰う。
この本を読んだとき、自分なりの五術を創ってみたいと強烈に思いました。
向こう見ずな考えですが、師事して習うのではなく創ろうとするのが自分らしいと昔の自分を褒めて上げたくなりました。人生はある意味「つかの間の遊び」ですから。。。(^-^;
あれから五十年ほど経ちましたが、今でも占い(命(めい)」「卜(ぼく)」「相(そう))やスピリチュアルトレーニング「山(さん)」は我が人生の基調となっています。
皆さんには人生を左右するものと出会えましたか。またそれは自分の中にまだ生きていますか。
それでは良い週末をお迎えください。
龍雅
*1:命―占い。「命(めい)」とはすなわち「宿命」「運命=命運」のこと。生まれたときに定められた不変的な情報をもとに占いを行う。
*2:卜ー占い。「卜(ぼく)」亀の甲を火で焼き、それによって生じた割れ目の形で吉凶や神意を判断する亀卜(きぼく)が由来で、偶然性に必然性を見出す占い。ある事象やその時の吉凶を占う。
*3:
相―占い。「相(そう)」ものの相(カタチ)・様から占いを行う。人相、手相など。人の部分を見て現在の運気の状態や近未来を占う。
*4:医―「医(い)」医術。仙術。「医術」は薬草や鍼灸などを用いて病気を治す方法で、「仙術」とは、修行の末に不老不死を得て人間を超えた人間、すなわち仙人が扱う方術、あるいは仙人に至るために行う修行法のこと。
*5:「山(さん)」は大地自然の気を貰うことによって習得する術の総称で、気功・呼吸法・食事療法など。